EDGETEQ S-500 シリーズによるデジタル生産、自動化、完璧なエッジ品質
Edge Data Plugin Performance 搭載の EDGETEQ S-500 profiLine
縁貼機 EDGETEQ S-500 は送り速度 16~25 m/min で、柔軟性が非常に高く、高度に自動化され、最新のソフトウェア woodCommander 5 が搭載されています。
ジョイントトリミングユニットには DIA ツールが装備されています。HOMAG airTec のゼロジョイント技術と EVA および PUR メルトグルーの処理用接着ユニットを組み合わせることで、接着時の高い柔軟性が実現します。最大 6 kg/h の溶解能力を持つ PUR 溶解ユニットも取り付けられています。マガジンは、6 種類の異なる縁材の自動供給に使用されます。その際、サーボエッジフィードが縁材の廃棄量を減らします。縁材の許容範囲を補正する縁材厚み補正が縁材データ管理に統合されています。
仕上げ加工は、自動エンドカットユニット PK25 およびプレトリミングユニット BF10 で始まります。マルチトリミングユニット MF21、ラウンドトリミングユニット FK30、マルチスクレーパー MN21 の場合、3 プロファイル技術により、3 つのプロファイルとチャンファの自動装備変更が可能です。これにより、短い装備変更時間に加えて、再現可能な最高レベルの品質も実現されます。ラウンドトリミングユニットでの woodWOP パッケージにより、ポストフォーミングおよびソフトフォーミングプロファイルで半加工された部材の仕上げ加工も問題なく可能です。
自動調整付き標準トリミングユニット SF21 は、溝付け、さねはぎ、プロファイル加工に使用します。無垢材ストリップに同方向の溝を入れるため、EDGETEQ S-500 には特殊な安全装置が装備されています。
機械の入口と出口の人間工学に基づいて設計された新しいエアテーブルが、安全で快適な部材送りと取出しを実現しています。小型部材用スライディングテーブルにより、構造要素や小型部品も簡単に処理することができます。
リターンシステム LOOPTEQ O-600 と部材送りシステム WZ14 を搭載した EDGETEQ S-500
縁貼機 EDGETEQ S-500 は送り速度 16~25 m/min で、柔軟性が非常に高く、高度に自動化され、最新のソフトウェア woodCommander 5 が搭載されています。
これまで上位のシリーズでのみ提供されていた部材送りシステム WZ14 が、縁貼機シリーズ EDGETEQ S-500 でも使用できるようになりました。WZ14 のスライド式の爪が延長され、部材が確実に上押さえの下に送られます。ここではフォーマットアームが、正しい角度の前提条件として必要となる正確な 90°の平行切削を実現します。これにより、粗い形状の部材も完璧に加工することが可能です。EDGETEQ S-500 を最適に補完するものとして、ポータル型リターンシステム LOOPTEQ O-600 があります。インテリジェントな自動化は、非常に効率的な材料フローの基礎となります。部材移送時の指定の回転によって、プロセスに合わせて部材が戻されて、加工された部材の排出やスタッキングができます。
EDGETEQ S-500 – 細部材用機械
EDGETEQ S-500 細部材用機械により、40 mm 以内の特に細い部材を正確に加工することが可能です。これに加え、人間工学に基づいて設計された新しいエアテーブルが機械の入口と出口に装備されています。人間工学を考慮した機械入口と機械出口により、安全で快適な部材送りと取出しが保証されます。仕上げトリミングユニット PF21 の 2 プロファイル技術 (ここではプロファイル R1 と R2) は、制御システムを用いたタッチ操作により素早く正確に切替えを行うことで、加工時の柔軟性を高めます。装備変更時間や機械の長さが短くなり、経済的にもプラスになります。
新世代ソフトウェア woodCommander 5
EDGETEQ S-500 シリーズは、縁材加工における柔軟で効率的な機械の代名詞となってきました。今回、これにソフトウェア woodCommander 5 が搭載され、内部と外部の追加の新しいデータ交換オプションを提供します。これにより、現在と未来のデジタル生産の基礎ができます。
woodCommander 5 では、スピード、安全性、柔軟性がさらに向上しました。このソフトウェアは、加工プログラムと縁材の選択をサポートし、生産パラメータの確実でスピーディな把握や、部材に合った機械プログラムの作成を可能にします。
スピードの向上: 情報レベルを賢く統合することにより、わずかなクリック数で希望する結果が導き出されます。状況に応じて、関連するパラメータを表示させることができます。3D シミュレーションからのサムネイルにより、よりスピーディなプログラム変更が可能です。
安全性の向上: リアルな 3D 部材シミュレーション、3D 部材に直接示される寸法表示、許容されていないパラメータ組み合わせの自動点検が、高い操作安全性をもたらします。さらに、テスト部材がより少なくなることで、時間とコストを節約します。部材への影響をシミュレーションすることによって加工ステップを一目で確認でき、切り替え可能なツール軌跡もすぐに把握できます。
柔軟性の向上: オペレータ固有のパラメータ配置、ユーザー権限管理の統合、例えばプログラムや縁材用のウィジェットにより、機械オペレータは非常に柔軟に作業ができます。
woodCommander 5 による自動縁材管理
Edge Data Package (Edge Data Plugin + 縁材テープアシスタント) により、主要な縁材サプライヤーが提供しているすべての縁材テープデータのカタログに機械から直接アクセスできます。 このアシスタントにより、縁材および材料在庫に関するすべての情報を完全に把握することが可能になりました。Rehau 社や Ostermann 社など、大手の縁材プロバイダーは、現在すでに tapio 経由で縁材情報を提供しています。縁材厚み、縁材高さ、選択した縁材ロールの使用可能な長さなどのデータは、Edge Data Plugin を使って、縁材テープアシスタントのアプリから直接機械に転送されます。機械でオペレータが縁材テープデータの記録のために行う冗長な手作業のステップがなくなります。これにより、時間を節約すると同時に、入力ミスを排除することができます。さらなるメリットは、データ転送が一方通行ではないことです。縁貼機は縁材ロールの残り長さをアプリに報告することができます。したがって、機械オペレータにとっても、また作業準備や購買のスタッフにとっても、縁材在庫は常に最新の状態にあります。
Edge Data Plugin には、機械装備に応じて 2 種類のバリエーションが用意されています。「ベーシック」では、主に縁材長さを処理します。「パフォーマンス」では、縁材長さに加え、実際の縁材厚みも処理します。続いて、縁材厚みの許容範囲を「縁材厚み補正」によって補正します。