05.07.2022

のパネル分割技術 – 新しい機械とソフトウェアソリューションでより高い柔軟性と効率を提供

HOLZ-HANDWERK 2022 がいよいよ 7 月 12 日から 15 日までニュルンベルクで開催されます。HOMAG はパネル分割技術分野の新しい機械とソフトウェアソリューションをご紹介いたします。

NEW: エントリモデルの鋸 SAWTEQ B-130 は、柔軟性と材料処理能力をさらに高めます。

ニュルンベルクの HOLZ-HANDWERK 2022 では初めて、最小のパネルソー SAWTEQ B-130 にさらなるクランプユニットがオプション装備されます。これにより、実績のある Power Concept Classic 技術を使って、さらに多くの切断図面を処理することが可能になります。その結果、生産量が大幅に増え、生産ピークを問題なく制御できます。

ここがポイント: オプションのクランプユニットは、SAWTEQ B-200 シリーズ用も入手可能です。

Power Concept Classic

• SAWTEQ B-130 および B-200 で、異なる横方向分割の 2 本のストリップを同時に分割
• プログラムフェンスから独立した駆動装置
• intelliGuide Classic との最適な組み合わせ
• いつでも簡単に後装備可能 (2021 年 7 月以降の機械)

Power Concept Classic のハイライト:

• 切断図面に応じて、パフォーマンスが最大 30% 増加
• 切断毎の費用がわずか
• 材料の流れが明らかに改善
• 高い材料処理能力で生産ピークを難なく制御
• 鋸のインテリジェントなストリップ分類で最大の使用率を実現

NEW: 新しい性能レベルに達した SAWTEQ B-300 flexTec / B-400 flexTec – 1 シフトで最大 1,000 個の部材を処理。

SAWTEQ B-300 flexTec と SAWTEQ B-400 flexTec シリーズによって、HOMAG はパフォーマンスと効率の向上を目指します。さらに、これらのニューモデルはより高い柔軟性を提供し、ワンランク上の品質を確保することができます。

ロボット鋸 SAWTEQ B-300/-400 flexTec はフレキシブルに使用できるため、世界中のユーザーから大きな支持を集めているモデルです。これらの鋸は、長いラインにわたってロット 1 生産を無人で処理できるように技術的に設計されています。さらに、従来のように手動で行うこともできるため、必要に応じて柔軟な対応が可能です。

HOMAG は、こうした新しい性能レベルにより、ロボットパフォーマンスにおいても、操作の自由度においても新しい基準を打ち立てました。この新しい性能レベルは、シーケンス、ソフトウェア、技術の持続的な改善によって達成されます。これらのイノベーションは、特にパッシブバッファの利用拡大ならびにロボットの効率的な使用を目的としたものです。

部品サイズおよび既存の生産プロセスに応じて、1 シフト当たり最大 1,000 個の部品が製造可能となり、このことは、基本装備でもパフォーマンスが最大 25 % も増加することを意味します。

新開発された materialManager Advanced と切断品質測定システム (MSQ) によって、HOMAG は製造部品の品質レベルをさらに継続的に確保していきます。

materialManager Advanced – 切断時に最適な機械パラメータを自動設定するための HOMAG イノベーション

• 送り、鋸刃突出量、回転数* に最適なパラメータを自動で提案
• 材料、鋸刃、品質要件に応じた適切な設定を安定的に提供
• 鋸刃が切断図面に適合しない場合の警告
• 推奨パラメータの調整はいつでも可能

メリット:

• 効率的で簡単な機械操作: 最適な鋸パラメータを自動で提案
• エラーの減少: 鋸パラメータの自動設定と不適切なツールの警告
• 最適な送り速度による生産率最大 8% アップの可能性
• ツールコストを最大 20% 削減

* 最適な回転数制御と組み合わせた場合

切断品質測定システム (MSQ)

• 縁破損の定期的なチェックによる切断品質の自動監視
• 材料に応じて決定された警告値および限界値を考慮

メリット:

• 客観的かつ定期的な判定: オペレータの介入を少なくした上で、より頻繁な品質測定と明白な結果の解釈
• ニーズに合わせた鋸刃交換: 鋸刃耐用期間の最大限の活用と可用性の向上
• 不良部材の回避: 指定された材料依存の限界値の考慮による生産後工程の手間の減少

NEW: Cut Rite V12 – ソフトウェアが違いを生みます。

HOMAG は、デザインと機能が新しくなった Cut Rite V12 をご紹介します。実績のある最適化ソフトウェアの最新バージョンにより、プロセスが効率的かつ柔軟になり、データの取扱いが大幅に軽減されます。

ネスティング機械用の図面を作成する場合、異なるフォーマット (MPRX、DXF など) の個別部品プログラムを混在させられるようになりました。さらに各プログラムは、その基本プログラムを変更することなく、ジョブに応じて編集できます。

最大 3 つのルーター加工通路により、ネスティングの際には、厚い部材や重い部材、小部品を、プロセス信頼性を確保し、かつツールと材料を保護しながら加工することが可能です。

また、この新しいソフトウェアのリリースにより、切断における最適化の点でもメリットが得られます。ここでは特にラベリングとレポート機能の分野で改善が行われた他、アルゴリズムにも改良が加えられ、特に規模の大きな設備での連続生産用の切断がさらに効率化されました。

ここがポイント: 最新バージョン 12 は、アップデートおよびサービス契約によってすぐにすべてのお客様に無料で提供されます。

woodStore 8 - インフォメーションと材料の流れを透明化する倉庫管理システム: 性能と柔軟性がさらに向上

HOMAG 倉庫の心臓が吸着レールなら、woodStore は脳です。このソフトウェアは、受注管理とジョブの処理をリンク、残材までの材料を管理して動きを分析し、材料の流れを制御してすべての材料移動を最適化します。

メリットは自動倉庫最適化にあります。つまり、ジョブの材料構成が変更されると、ソフトウェアがそれに対応するコマンドを出してくれます。すぐに必要なスタックは自動的に機械の近くに配置され、迅速に取り出せるようにします。woodStore Analyzer は、追加的に倉庫の効率アップの可能性も示します。例えば使用頻度が検知され、どのパネル材料を廃棄し、どのパネル材料を移す必要があるかが示されるのです。

さらなる特徴は、WLAN を経由したスマートフォンやタブレットによる操作オプションです。生産時間、材料資源、ジョブ概要またはパネル不足に関する情報などを簡単に呼び出すことができます。これにより、追加のパネルをブロック倉庫から入庫スロットへ搬送するタイミングを直接推測することが可能です。オペレータは、入庫プロセスを直接フォークリフトから開始できます。すなわち、設定されたバーコードを使って材料をスキャンし、入庫するパネル数を決定し、入庫を開始します。しかも一連の作業はモバイル端末から素早く簡単に行うことができるのです。

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