縁材テープで準備完了!

2022/12/19   |   Rastede   |   ドイツ

ドイツ北部のラシュテーデにある ZB Holzsysteme 社は、家具やオブジェの製造を専門としています。同社では、建築家、設計事務所、個人客向けだけでなく、手工業および産業向けのサプライヤーとしても事業を行っています。ZB Holzsysteme 社は約 7 名の従業員からなるチームを擁し、一流の品質だけでなく、HOMAG の機械やデジタル製品と組み合わせた最先端技術も特徴としています。

ZB Holzsysteme 社は、HOMAG の機械とデジタルソリューションを利用しています

CNC マシン、パネルソー SAWTEQ B-300、縁貼機 (EDGETEQ) または鋸とパネル倉庫を組み合わせた STORETEQ S-200 など、この家具製作所はほとんど HOMAG の機械を使用しています。機械によって日常の作業が効率化されるだけでなく、デジタル製品を使用することで生産プロセスも大幅に簡素化されます。Manuel zum Buttel 社長と従業員の Katharina Höppner  は、HOMAG の縁材テープアシスタントを頼りにしています。縁材テープ管理セットとも呼ばれる縁材テープアシスタントは、縁材および材料の在庫に関するあらゆる情報の概要を提供します。適切な縁材テープを長い時間探すことなく、素早く簡単に見つけることと概要を把握すること、それこそがこの感じの良い社長の望みでした。そのため、HOMAG の縁材テープアシスタントがそれにぴったりのデジタルソリューションであることが、ZB Holzsysteme 社にはすぐにわかりました。

無制限の縁材テープ管理

Manuel zum Buttel 氏の家具製作所では、縁材テープアシスタントが大量の縁材テープを問題なく管理できることが一目でわかります。

非常に高くて長い縁材テープ棚に加え、この家具製作所で扱われる縁材テープの種類の多さも印象的です。ZB Holzsysteme 社は、1,000 種類以上の縁材テープ材料を取り扱い、700 本の縁材テープロール (合計長さ 32,000 m 以上) の在庫を有しています。「縁材テープアシスタントを導入して以来、これだけの量の管理の問題が解決しました。私たちは常に概要を把握しており、どの縁材テープがどこにあり、どのくらいの在庫が残っているかを把握しています。」と Manuel zum Buttel 氏は話しています。

こうして、縁材のカオスは過去のものになりました。縁材テープアシスタントの一部である materialManager アプリでは、縁材コード、装飾コード、メーカー、そして縁材データに関する詳細情報など、すべての情報を一元的に作成し、管理します。これにより、すでに作業準備の段階で、全従業員が在庫の概要を常時把握できるようになりました。生産工程で縁材テープ棚を使用することで、素早い縁材の交換が簡単に行えるようになり、適切な縁材テープを探す手間も省けるため、スペースと時間が節約されます。また、縁材テープは縁材テープ棚以外にも、パレットなどの他の保管場所で保管し、管理することも可能です。縁材テープ棚は、関連するデジタルアシスタント materialAssist によってサポートされており、materialAssist を使うことにより、縁材の入庫と出庫がこれまで以上に簡単になっています。縁材テープ棚に取り付けられたタブレットにより、クリックするか、または接続されたスキャナーの利用で、入庫と出庫のプロセスが迅速かつ簡単に行われるようになっています。縁材加工の後、縁材テープロールを倉庫に戻し、消費量またはロールの寸法を入力すると、残りの長さが materialAssist アプリで自動的に計算されます。

デジタル製品は個別に拡張可能

ZB Holzsysteme の従業員は、残りの長さを求める独自の方法を見つけました。「私たちは特別な QR コードを作成しました。これをスキャナーでスキャンし、それを materialAssist にも使用することで、縁材テープの残りの長さをさらに迅速に求めることができます。」と研修生の Luisa Schäfer 氏は報告しています。彼女もまた、デジタル製品に熱中しており、手工業においてデジタル化はますます進むと考えています。

さらなるデジタル化

この家具製作所では、縁材テープアシスタントが活用されているだけでなく、デジタルジョブフォルダとして知られる productionManager などの他のアプリやデジタルアシスタントも、作業準備と生産の両方で製造工程をサポートしています。

Manuel zum Buttel 社長もデジタルの未来に期待を寄せています。「HOMAG のデジタル製品により、チームと私は一貫した作業プロセスを実現しています。社員一人ひとりが、社内のどこにいても、すべての情報にアクセスできます。これにより、最適なジョブの概要把握と効率的な作業方法が保証されます。」